新緑の並木通り回覧板<世界を救う豆知識>


◆ 地球の現状について 【File/4 ゴミ問題】






今回の話題はゴミです。(ト´ー`)y−~~~ ふぃ〜☆



ゴミ処理で多いのはどんな方法なのか知ってます???





答えは下記の通り一目瞭然。

焼却炉の数
日本_________________________________1490
アメリカ______________168
フランス____________100
ドイツ___________51
スウェーデン____21
イギリス__7


日本のゴミ焼却場数はダントツで世界一です。

毎日一人1キログラムのゴミを出しており、年間で一家庭から1〜2トンのゴミが出るのです。

その大半が 焼却処分されるからなのです。

ごみ焼却量は、ヨーロッパの環境先進国の10倍以上で、ダイオキシン排出量も世界一です。

ダイオキシンについては「燃やすとダイオキシン」、「埋めると土壌汚染」といった認識のもと

ヨーロッパなどの環境先進国では、厳しい規制がなされております。

日本のゴミの最終処分場は後10年程度分しかないため、減量に努めないと、スペースにも限りがあり、

管理方法によってはダイオキシン、水質汚染など、いっそう環境負荷が大きくなってしまいます。

そもそも、ごみが多いことも問題なのです。

ごみゼロ社会、ゼロウェイストといった理念が、実践されるようになってきました。

ごみは燃やすことで量は減りますが、それでは、根本的な解決になりません。

日本のゴミ処理は、根本的に間違っているのです。



間違ってるのか!?!?Σ( ̄□ ̄;)






燃やして量を減らさなきゃ、、、日本って狭いから(ノ_<。)



んでも、リサイクルとか流行ってるし、大丈夫なんじゃないの???




現在、容器包装リサイクル法が実施されています。

しかし、回収されたペットボトルなどが処理されることなく

野ざらしになっている光景を新聞や、テレビでご覧になったことはありませんか?

リサイクルは本当にうまく機能しているのでしょうか?

容器だけでなく、家電リサイクル法も実施されています。

しかし、このためにかえって家電製品の不法投棄が増加しています。

これは、日本の法律に問題点があるために発生しています。

第一に、企業(生産者)責任が含まれていない。

第二に、市民(使用者)責任が含まれていない。


この二つが考慮されないと、ゴミは一向に減りません。

結果として、毎月の一家庭でゴミ処理費を3万円以上負担しているのです。



3万円は多過ぎΣ( ̄□ ̄;)






4Rって聞いたことありますか?


これは環境先進国、ヨーロッパのゴミ処理の原則で、現在は4Rによってゴミを大幅削減することに成功しています。

前記の日本のリサイクル法はヨーロッパで15年も前に失敗した法律で、その反省を4Rにいかしています。


4R : ゴミ処理の原則

  REFUSE(リフューズ)    やめる

  REDUCE(リデュース)    減らす

  REUSE(リユース)      再使用

  RECYCLE(リサイクル)   再利用


REFUSEとREDUCE (やめる、減らす)

ゴミは企業責任であり、すべての生産物を最終処分しなければなりません。

そのため、企業はゴミになるものは作らず、売らなくなります。

また、ゴミは市民責任で、ゴミの量に応じて処理代を払わなければなりません。

そのため、市民がゴミになるものを持ち帰らず、買わなくなります。

その結果、野菜や卵はスーパーでもバラ売りがあたりまえになっています。

買い物袋を持って買い物に行くのもあたりまえです。

処理費用はごみのかさに応じて直接負担となるため、減量に向けた意識を持ちやすいのです。


REUSE (再使用)

たとえば、ペットボトルは使い捨てでなく、何度も再使用しています。

店で回収をして、メーカーが洗浄し中身を詰めて販売するシステムが確立しているのです。

さらにペットボトルは減少し、ビンが主流になっています。

シャンプーなども容器を持っていくと中身だけ量り売りをしてくれます。


RECYCLE (リサイクル)

ほかの3つのRでゴミを減らすことが、まず大前提です。

その後にリサイクルとなります。

日本では、大量生産・大量消費・大量廃棄・リサイクルで、ゴミは減りません。

リサイクルはよいことではあるのですが、やはり、リサイクルするための家庭でエネルギーを使います。

再生品をつくるよりも、再使用、それよりも、そもそも、リサイクルすべきごみを減らすことが最善なのです。



デジポット制ってなんだろう???


最近、耳にすることが多くなってきました、企業責任と消費者責任をつなぐ方法のひとつ、預かり金(デポジット)システムです。

商品を買うときに一定のデポジットが徴収され、使用後、お店に持っていくときにデポジットを返してくれるシステム。

少し昔の例では、ジュースのビンに 10〜30円上乗せして、お店に空き瓶を持っていくとビン代が返金されたシステムです。


環境先進国では、ペットボトル、ビン、缶等の飲料容器だけでなく、クルマ、家電品、蛍光灯、電池などにも導入されています。

一例として、冷蔵庫を廃棄した場合、日本ではデポジットが含まれていないため、処分代に4千円取られ、不法投棄が増える原因となっています。

反対に、オーストリアなどでは廃棄時にデポジットのおよそ1万円が戻ってきますので、不法投棄は減る仕組みなのです。



ヨーロッパのごみ政策はどうなっているの???


循環経済法によって「経済活動を自然の循環の範囲内で」と大枠が設定されています。

そのおかげで、使い捨て容器に高額の税金、ゴミの完全分別、生ゴミの堆肥化、デポジット制の導入などが整然と実施されています。

ゴミを作らない、売らない、買わない社会システムの基盤がしっかり整備されています。



できることから始めよう!!!(o≧▽゜)b

ごみは、私たちが毎日の生活で排出するとても身近な問題です。

私たち自身のこころがけで、大きく変化することができます。

基本となる4Rを実践しましょう。

ゴミの出ない買い方・使い方をすることが基本になります。


● 無駄なものを買わずに本当に必要なものを買う
● 紙袋や本のカバーなど過剰な包装は断り、買い物袋を持っていく
● 使い捨ての物や食品トレイ、パックなどのプラスチックのものを避ける
● 再生品や繰り返し使えるもの、長く使えるものを買う
● 欧州並み(企業責任、有料化、デポジット)のごみ政策を目指すよう、行政に意思表示しましょう!



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